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2025年問題を多職種で乗り越える:第27回日本褥瘡学会学術集会

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この度、第27回日本褥瘡学会学術集会を2025年8月29日(金)・30日(土)の2日間に渡り、パシフィコ横浜ノースにて開催いたします。準備はまだ端緒についたばかりですが、会員の皆様や関係各位のご支援のもの良い学術集会を目指していきたいと思います。

 さて、本学術集会のテーマは「2025年問題を多職種で乗り越える」にさせていただきました。我が国は超高齢化社会に突入し、2025年になると総人口に占める 65 歳以上の割合が約30%、75 歳以上の後期高齢者の割合が約18%になるとされています。丁度団塊の世代が75歳に到達する時期であり、医療や介護のニーズが増加する一方、社会保障費の負担問題への対策も重要になってきます。その反面、現役世代の減少に伴い、医療や介護を担う人材不足もクローズアップされるでしょう。

 褥瘡も2025年問題の1つの要素です。褥瘡対策や治療の必要性は益々高くなるでしょうが、それをどのように支えるかということが求められます。褥瘡は多職種連携が鍵であり、日本褥瘡学会は設立趣意にも広範な医療関係者の参集が謳われています。本学術集会が、今後の超高齢化社会に向けて、褥瘡を含めた広範、かつ多岐にわたる諸問題を多職種で討議し意見交換するよい機会になることを願っています。

 プログラムは現在鋭意検討中ですが、特別講演はお二方にお願いしています。
特別講演1は元日本褥瘡学会理事長であり、現石川県立看護大学学長の真田弘美先生にお引き受けいただきました。私が褥瘡学会に入会した契機が、真田研究室の皆様と共に褥瘡回診に携わっていたことであり、この度ご登壇いただけることを非常に嬉しく存じます。
特別講演2は国際医療福祉大学老年病学教授の浦野友彦先生にお願いしました。褥瘡やフレイルなど高齢者を取り巻く諸問題についてのお話をいただけるかと存じます。
この他、さまざまなシンポジウムやいまや定番になりつつある安部正敏先生の企画も盛り込む予定ですので、ご期待いただければ幸いです。

 学術集会も徐々に現地参加が戻ってきている印象です。学術集会はやはり現場で臨場感をもって講演を聞き、質疑応答に耳を傾け、人と交わることが醍醐味だと思います。
また、展示で新しい製品、用具、機器に実際に触れ、情報収集を行うことも大切なのではないでしょうか。
 8月末はまだまだ暑いでしょうが、横浜は夏が似合う街です。皆様とパシフィコ横浜ノースでお会いするのを心より楽しみにしております。

第27回日本褥瘡学会学術集会
会長 門野 岳史
聖マリアンナ医科大学皮膚科 主任教授

テーマ2025年問題を多職種で乗り越える
会期2025年8月29日(金)・30日(土)
開催形態現地/オンデマンド配信を予定
会場パシフィコ横浜ノース、展示ホールD
会長門野 岳史
(聖マリアンナ医科大学皮膚科 主任教授)
副会長袋 秀平
(ふくろ皮膚科クリニック 院長)
副会長内藤 亜由美
(湘南医療大学保健医療学部看護学科 教授)
事務局聖マリアンナ医科大学皮膚科
〒216-8511
神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
ホームページhttps://shun-convention.jp/jspu27/